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帽子工房 布布

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夏越の大祓式

亀の背に名前を書いてもらって放生池に放ち、子どもの成長を願うように、和紙のひと形に名前を書いて穢れを洗い流す、人はこの世に生を受けたときから、いえいえ受ける前から、知らず知らずに神仏をこころの支えに生きている

日吉大社の夏越の大祓式、ともだちに声をかけていただいて初めて行ってみた
6月30日は水無月をいただく、その風習だけを良いとこどり?していたけれど、この場にいると清々しい空気にこころが洗われる
この橋は走井橋、であってるのかな、青々としたもみじもなかなか良いものだ
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前夜の雨を受けてたっぷりの水量の大宮川
そういえば我が家の石垣は、こちらの河川敷の改修で出た石をいただいて夫婦でこつこつ積み上げたなんちゃって穴太積み
ずーっと守っていただいていたと、勝手に思っている
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神職の方々が本宮から山王鳥居を通り下がって来られる、雨が止んでよかった
この山王鳥居は合掌鳥居とも呼ばれ、神仏習合の信仰を表す独特の形とご案内に書かれていて、紅葉の赤と鳥居の赤が競っている美しい姿が表紙を飾っているが、緑の中でももちろん美しい
神仏習合や合掌鳥居の言葉で検索すると、日本古来の信仰が政治に振舞わされて変化していくことが学べる
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大宮橋を渡られて、大祓式の場へ
神職のみことのりを神妙な心で聞こうとするが、たっぷりの水量の流れが遮る
それはそれで良し
各自いただいた切り弊(と聞いたがあっているのかな、御幣を切ったものと理解したが)を我が身に振って浄め、ひと形は大宮川に流され穢れも流されて行く
そしてまた新たな気持ちで、日々を送って行くわけですね
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山王総本山 日吉大社さん、地元ではひよっさんと親しみを込めて呼ばれているここは平安京の表鬼門(北東)にあたることから方除け、厄除けを祈る社、これからのわたし、大切にお参りすべきところでしょうか


by boushi-fufu | 2017-07-01 00:37 | 今日の風景